2015年04月29日

80年代の名曲、というより…ズバリ「名曲」。松田聖子の『瞳はダイアモンド』この曲の魅力は…凄まじいね。


数日前、YouTubeをサーフィンしていたら〜左横のメニュー画面に目が止まりました。

「松田聖子 瞳はダイアモンド」

思わずクリックしてしまった。見ていた動画(ジュリーの「カサブランカダンディ」)は…消えましたw

「瞳はダイアモンド」をキチンと聴いたのは、何年振りか…全く思い出せないくらいの久し振り。


というコトで、
1983年10月に発売した、松田聖子15枚目のシングル音盤「瞳はダイアモンド」が、今回の音盤レビューです。
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聖子ちゃんの記事は何度か書いているけど、音盤記事を書いたのはアルバム「風立ちぬ」でした。
【松田聖子 風立ちぬ Youtube特集☆】


「風立ちぬ」の記事にも書いたけど、この頃に”始動”した「はっぴいえんど」一派を中心としたチーム、「松田聖子を盛り上げる会」による(そんな会はございません)、絨毯爆撃のような怒涛の名曲発信時代でありました。

”松田聖子”という、80年代が始まったと同時にトップへ駆け上った、瑞々しい感性と魅力に溢れた「時のアイコン」へ向けて、信じられないくらいの充実した楽曲群が彼女の下へ。

『この機を逃さず〜ぶっこむだけぶっこみまくれー!』という、松田聖子を盛り上げる会(w)の雄叫びが聞こえてきそう。


結果・・・
シングル曲でもない「アルバムのみに収録されているだけの曲」と呼ぶはずの曲が、”だけの曲”ではなくなってるからね。言葉は悪いけど…これ褒めてますから。最高に褒めてます。

「ベスト盤です!」として発売してもOKな高品質アルバムやと思うけど、それが普通のアルバムなんやから参ります。普通のアルバムという名のベスト盤が、何枚も連続して作られてたんです。どんだけエロいんだって話ですよ。


この「瞳はダイアモンド」って曲は、その中でも凄い曲やなーって思いますよ。

●歌詞
●メロディ
●アレンジ
●演奏
●歌&声

それぞれが最高な存在感を持っていて、最高な具合に絡み合っていると思います。

聖子ちゃんの声と歌、本当に存在感ありますよね。「何を歌っても松田聖子」と揶揄された事もありましたが、強烈な個性と存在感の証でもあります。

人の琴線に触れる絶妙な表現力。狙ってるよなーって思いつつも、その魅力に引き込まれていく。もう悔しいけど "あの一派"の思惑?にまんまとハマッてます。それが、嫌でないから・・・イヤんなっちゃうんですよね。


歌唱力について、聖子ちゃんは歌が上手い!という評価を多く目にします。

俺も勿論同感ですが、ピッチ感とかで言えば、決して完璧ではなかったと思うんです。「瞳はダイアモンド」でも、ピッチが危うい箇所ありますよね。※80年代後半、全米デビューのために渡米した際、プロデューサーのデイヴィッド・フォスターからピッチのズレを指摘され、徹底的に直されたって記事を読んだことありました。

制作側、多分それは分かってたでしょう。歌唱するという行為で超大事な要素ではありながらも、それを上回るだけの圧倒的な魅力を持つ彼女の声と色と表現力、そっちを優先したのかなーとも。当時は殺人的に多忙な日々だっただろうから、スタジオ録音に割く時間も限られてたかも?ですが。


これは、本人からしたら複雑な心境かもしれないけど、結果として大正解だったと思います。
(以前、聖子ちゃんの歌を聴いたという20代の友人から、「歌っつうか、声の表情と個性が凄いっス。ガンガンに鳴る最高級の楽器に匹敵するくらいに凄いっス」って・・・危うく意味不明になりそうな感想を聞いたこともありました。)

聖子ちゃんの歌い方で好きなトコ。
「る」の言い方というか歌い方ですね。字で書くのは難解ですが…「る」と「トゥ」の間って感じ?めちゃ艶っぽい。

そして「しゃくり」です。聖子ちゃんのしゃくりは天下一品。これも完全に狙ってますよね。よね?分かってるんだけど〜この色彩感がもうたまりません。

さらに、息漏れさせた細くかすれた歌い方。前後の声との抑揚になってて、これまた脳内でジュワ〜っと快感ホルモンが分泌される気がします。


演奏。
●「愛してたって言わないで」の後、イントロのフレーズとアコギの音。もうこの時点で名曲決定〜!って宣言出来ちゃう。
●「映画色の街 美しい日々が〜」、「日々が」の後に入るGtのオブリ。これもまぁ〜〜素敵で。このオブリはここだけでなく、他の同パートでも聴けます。
●つまんない言い方で申し訳ないけど、ホンマに無駄がない演奏。無駄はナイけど鮮やかな演奏。

メロディ。
ユーミン作曲なのですが、ホンマに素晴らしい曲を書いたなーって。サビのメロディ、感情がグヮングヮン揺れてしまいます。
もう、「ユーミンやがな!文句あるか?!」って、ひれ伏す思いです。

歌詞。
この曲が、これほど魅力ある曲として30年以上経っても尚、輝いているのは歌詞の力が絶大過ぎるから!と、思っています。
こんなことを俺が今更言うまでも無く、有名無名問わず多くの人達がこの曲の歌詞の素晴らしさに感嘆していますよね。


この心象風景の描き方たるや!です。

冒頭の歌詞「映画色の街」。これだけでも聴いた人達それぞれのイメージが膨らんでしまう。
その後の「美しい日々が切れ切れに映る」という歌詞の「美しい日々」が、天然色、モノクロ、セピア、8mm的、色々な印象を与えます。

「あなたの傘から飛び出したシグナル」という歌詞。
シグナルとは、合図・サインなのか?信号機なのか?それによって、この場面の情景が大きく変わってきます。

「哀しいうわさも」、これもそうです。おおよその想像はつくのですが、他に好きな人が出来た。とか、浮気をした。とか、具体的な言葉にしたら、それでもう決まってしまう。「哀しいうわさ」にしている事で、色んな「哀しいうわさ」を思い浮かべることが出来る。

さだまさしさんの歌みたいに小説級の歌詞量はないですが、この曲の歌詞は、十分に小説並みの広がりを感じるものになっていますよね。

もう、松本隆という作詞家の恐るべき能力に、ただただ『ブラボー!』と叫ぶしか、この感覚を表せませんw

歌詞の魅力は、もっとありますが・・・止まらなくなるので、、ここら辺で^^;。。


「瞳はダイアモンド」
もし、聴いたことがない方は是非聴いてみて欲しいです!



瞳はダイアモンド

作詞:松本隆
作曲:呉田 軽穂(松任谷由実のペンネーム)

愛してたって言わないで

映画色の街 美しい日々が切れ切れに映る
いつ過去形に変わったの?

あなたの傘から飛び出したシグナル 
背中に感じた
追いかけてくれるやさしさもない

ああ 泣かないでMemoris
幾千粒の雨の矢たち
見上げながら うるんだ瞳はダイアモンド


哀しいうわさも笑い飛ばしたの
あなたに限って裏切ることはないわって

でもあなたの目をのぞきこんだ時
黒い雨雲が二人の青空 消すのが見えた

ああ 揺れないでMemoris
時の流れが傷つけても
傷つかない 心は小さなダイアモンド


ああ 泣かないでMemoris
私はもっと強いはずよ
でもあふれて止まらぬ 涙はダイアモンド












posted by ManboGT at 03:05| Comment(0) | 音盤レビュー(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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